【 偶然の中の必然 〜修行〜 】






スッコーーーン!!!



い、痛い・・・



「避けなきゃ駄目じゃねぇか、。」



・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・



・・・避けれるかぁ!!!










「いきなり何?」
「修行だ。」

いや、あの・・・シャンクスさん・・・何の?

「敵は面と向かった相手だけじゃねぇからな。」

分かったような、全く分からんような・・・

「つまりだ。」

ベックマン?

「殺気や敵意を含んだ攻撃は、大体避けれるようになったみてぇだからな。」
「うん?」
「次はそれを含まない攻撃を避けれるようになれ。」





「・・・へ?」





シャンクス、ベックマン曰く、

殺気や敵意剥き出しの攻撃を仕掛けてくるのは、いわゆる下っ端連中。
まぁ、威嚇とかわざとやる場合もあるらしいけど。
強い奴の中には、それを感じさせないで攻撃してくる者もいる。
気配を消して近付いてくる者もいる。
強ければ強いほど、それは巧妙となる。

それを察知し、避けれるようになれ。

たとえどんなに気配を消しても、空気は動く。
その微妙な空気の動きを、感じ取れるようになれ。

と、いう事らしい。

まぁこの世界には、悪魔の実の能力なんてのもあるしね。
理解は出来るんだけど、





・・・無茶言うなよ・・・





「強くなりてぇんだろ?」

うっ・・・

「俺らを守れるくらいってのは、尋常じゃねぇぜ。」

うん・・・確かにそうだよね。
それくらいの事が出来る様にならないと、シャンクス達を守るなんて夢のまた夢だ。

「よろしくお願いします!」

「「 ああ。 」」

よしっ!頑張るぞ!

・・・でも、こいつらってスパルタ教師なんだよね・・・




















ルフィ達と一緒に行動して、実際の戦闘を経験して、
私も少しは成長出来たって事なんだと思う。
赤髪の船にずっと乗ってたんじゃあ、きっと・・・

剣の腕や銃の腕は上がったとしても、本当の意味で成長出来たかどうかは分からない。
成長ってのは、自分で経験して、それを乗り越えてこそ、出来るものだと思うから。
ここではどうしても、私は守られる立場になってしまう。

でも、ルフィ達は違う。

彼らとは、一緒に戦っていけるから。





だからきっと・・・私は再び麦わらの船に乗る日がくる。

そんな予感がする。

空島から戻ってきて、一回りも二回りも大きくなった彼らにがっかりされないように、

私も私を磨いていく。

道はシャンクス達が示してくれるから、彼らを信じて。

私は自分に出来る事を全力で。










・・・しばらくまた、筋肉痛の日々だな・・・










短っ!(爆)
いや、自分でも短いなぁとは思うんですけどね。
ここで切るのが1番しっくりいくもので(^^;)
お待たせしました〜(待っていて下さった方がいるのかどうかは疑問ですが・・・/爆)
第2部のスタートです!当然の事ながら赤髪の船から始まります。
空島編はあくまで番外編のような感じですので、このヒロインちゃんは空島へは行っていない設定になります。
これから先もお付き合い宜しくお願いしますm(__)m
ここまで読んで下さってありがとうございました。